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「で、探すことになったわけだ。そのフェアリンを」
村長の家からでてきて周りを見るマリオ。
「こりゃ家の中調べたほうが早そうだ」
そう言ってズカズカ人の家を入りまくる。
「マリオ……」
「なるほどな」
ある家に入るとあきらかに怪しい土管を発見。三次元になって入ってみる。
「ここっぽそうだ」
アンナと次元技を使い、奥にいくと大きい宝箱が。
「扉が……」
しかし、入ったとたん扉に格子がつき、出れなくなってしまう。
「閉じ込められたみたいね」
「それより宝箱♪」
さっそく開けようとすると“ふぁんたすてぃっく!”と声がしてマリオは開けるのをやめる。
すると勝手に宝箱が開き、中からなにやら手の形をしたアンナのようなやつがでてきた。
「ぷはぁ~、ここから出られたってことはやっと勇者が現れたんだね。1500年前に古代の民にここで眠りにつかされた時は大丈夫かなぁと思ったけど……こうやって無事勇者が来たってことはあの人の予言もまんざらじゃあなかったんどえーす!」
「アナタは……フェアリン?」
「いえーす! ボクチンはフェアリン“トるナゲール”どえーす! そういうキミもフェアリンかい? 見たことない顔だけど……最近生まれた子かな?」
「わ、私は……」
少し困るアンナ。
「ま、いいや! 細かいことは!」
“なら聞くなよ”そう思うマリオ。
「とにかく……(以下省略)一緒に連れてけぷりーず!」
「あ」
トるナゲールがほとんど一方的に仲間になった!
「ボクチン達フェアリンは人の役に立つのが好きな妖精、ボクチンの力を使ってこの部屋からでてみろぷりーず!」
「だりぃな」
なんなく仕掛けをといて村に戻る。
「たくよぉ、やっぱ話なげぇときは以下省略だな」
マリオは話をとばす以下省略を覚えた!
大切なところはとばしませんよ! いや、まじで長いんですわ。いっぱい字数も使うし。ってことでよろしくお願いします!
「いやいやさすがは勇者、もちろんワシは最初からわかっていたでハル」
村長の家に戻ってきたマリオ達。
「嘘だな」
マリオは横をむいてボソッとつぶやく。
「では村外れにいる門番にちょいと話をつけてやるでハル」
携帯電話を取りだし、話し込む。
電話の内容はかなり失礼だったが、話をつけてくれた様子。
「砂漠の遺跡にお主が求めるものがある、行くがいいハル」
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