96人が本棚に入れています
本棚に追加
灼熱の砂漠をぬけたマリオ達、彼らはそのまま怪しい迷宮へと足を踏み入れました。
中は暗く、暑かったさっきまでとはまるで別世界です。
ここがミハールの言っていた“遺跡”に違いありません。
マリオ達は目的の場所へとようやくたどり着いたのでした。
~遺跡と怪物~
「感じる……ピュアハートは近くに……。でも、それとは別の強い力も感じる……。私達を待っているのはピュアハートだけじゃないみたい……」
「まじかよぉ、もうさっさとピュアハートゲットしたいのに」
暗くて怪しい遺跡を、どんどん進んでいくマリオ。
なんやかんや仕掛けを解いて土管に入ると、外に出てきた。
そのまま先に進んでいくと“けいこーく”と声が。
「な、なんだなんだ!」
地面も揺れだし焦っていると、目の前にでっかいドラゴンが!
「侵入者よ、命がおしくば今すぐここを立ち去るがよい! さもなくば宝の守護たる我がお主達をギッタンギッタンのペチャンコにして…………ムムム!? 赤い服に青いつなぎ、そしてフサフサのヒゲ! お主の姿、まさか……ちょっとまて! 今メモリーを検索する!」
するとドラゴンはなにやらブツブツ言いだした、どうやら機械のドラゴンのようだ。
「間違いない! アナタは勇者様っ!! 失礼いたしました、我はこの地におさめられたピュアハートを守るズンババという者。……(以下省略)ピュアハートはすぐ先です」
「え、ああ、ありがとう」
今回は楽勝だなと思ってマリオが行こうとした瞬間、またどこからか声が。
「んっふっふ、そうはいかないよー!」
ズンババが“なにヤツ!?”と叫ぶ。
すると上にいきなりなにやら変なピエロの格好をしたような者が現れた。
「初めましてヒゲヒゲくん! ボンジュール♪ ボクはノワール伯爵につかえる華麗なる魅惑の道化師ディメーン! ぜひお見知りおきを……」
「ああ!? なんだあいつ、なんか子どもっぽいくせに俺をヒゲヒゲって」
「ディメーン……伯爵の手下……」
「このまますんなり目的を達成したらつまんないだろ~? もうちょっと楽しんでいきなよ!」
ディメーンは指先から光の玉を作る。
「おい、なにするつもりだ!」
その玉をズンババの頭にあるアンテナにむかって放った。するとズンババがおかしくなる。
「んっふっふ、これでよし。じゃあまたねヒゲヒゲくん、ボン・ボヤージュ!」
最初のコメントを投稿しよう!