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「彼は一体何を……」
いきなりピーッと音がし、何かと思ったらズンババがいきなり何やら言い始めた。
「フセイソウサヲ行ッタタメ、ぷろぐらむヲサイキドウシマス」
その後も何かブツブツいいだすが“スバババーン”と言って完全におかしくなった様子。
「ナンダオマエ!? ココハオマエノヨウナキタナイひげノクルトコロジャネー!!」
「な、き、汚いヒゲだとぉ!」
「キエウセロー!!」
大きく叫んだあと砂から飛びだし、空を飛びながらマリオに体当たりしてきた。
「だー!! あの道化師野郎ー!」
「マリオ、ズンババの背中に乗るの……」
「うっし!」
マリオは隙をみてズンババの体に乗る。
「あのアンテナに……」
「はいよぉ!」
ジャンプでは届かないのでトるナゲールの力を使い、アンテナを攻撃していく。
「うわわっ!」
するといきなりスピードが上がり、背中からマリオは落ちそうになるが、なんとか踏んばる。
何回か攻撃していくとズンババが悲鳴をあげた。
「スババーン! グガガ…………ハッ! 今まで我は何……を。勇者……様……失礼……をいたし……ました……。どうか……世界を……お救い……くだ……さ…………」
そう言うとズンババの体は崩れていく。
「ズ、ズンババ! おわっ!」
マリオは下に落ちていった。
地上に着地すると先に進む扉が。
「ズンババ……」
マリオはズンババの願いを必ず叶えると誓い、扉に入る。
扉に入るとそこは不思議な場所になっていた。何かの遺跡の中みたいになっており、壁には色々絵が描いてある。
先に進むが何もない。
キョロキョロしていると声がした。
「よく来ました、勇者よ」
「うぇっ!」
すると光が集まり、誰かの姿になる。
「私の名はクリスタール、ピュアハートをアナタに授けるためにここに眠りし魂です。1500年間アナタが来るのを待ち続けていました。あなたがここに来たということは、ついに世界の崩壊が始まってしまったのですね」
「ええ、それを食い止めるため私達はここに来た……」
「ピュアハートを渡す前にアナタ達に伝えねばならないことがあります、大事な話なのでよく聞いてください」
“長くなるだろうな……”もうすでに眠たくなってきたマリオ。
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