ステージ1ラインラインランド

15/20
前へ
/167ページ
次へ
「彼は一体何を……」  いきなりピーッと音がし、何かと思ったらズンババがいきなり何やら言い始めた。 「フセイソウサヲ行ッタタメ、ぷろぐらむヲサイキドウシマス」  その後も何かブツブツいいだすが“スバババーン”と言って完全におかしくなった様子。 「ナンダオマエ!? ココハオマエノヨウナキタナイひげノクルトコロジャネー!!」 「な、き、汚いヒゲだとぉ!」 「キエウセロー!!」  大きく叫んだあと砂から飛びだし、空を飛びながらマリオに体当たりしてきた。 「だー!! あの道化師野郎ー!」 「マリオ、ズンババの背中に乗るの……」 「うっし!」  マリオは隙をみてズンババの体に乗る。 「あのアンテナに……」 「はいよぉ!」  ジャンプでは届かないのでトるナゲールの力を使い、アンテナを攻撃していく。 「うわわっ!」  するといきなりスピードが上がり、背中からマリオは落ちそうになるが、なんとか踏んばる。  何回か攻撃していくとズンババが悲鳴をあげた。 「スババーン! グガガ…………ハッ! 今まで我は何……を。勇者……様……失礼……をいたし……ました……。どうか……世界を……お救い……くだ……さ…………」  そう言うとズンババの体は崩れていく。 「ズ、ズンババ! おわっ!」  マリオは下に落ちていった。  地上に着地すると先に進む扉が。 「ズンババ……」  マリオはズンババの願いを必ず叶えると誓い、扉に入る。  扉に入るとそこは不思議な場所になっていた。何かの遺跡の中みたいになっており、壁には色々絵が描いてある。  先に進むが何もない。  キョロキョロしていると声がした。 「よく来ました、勇者よ」 「うぇっ!」  すると光が集まり、誰かの姿になる。 「私の名はクリスタール、ピュアハートをアナタに授けるためにここに眠りし魂です。1500年間アナタが来るのを待ち続けていました。あなたがここに来たということは、ついに世界の崩壊が始まってしまったのですね」 「ええ、それを食い止めるため私達はここに来た……」 「ピュアハートを渡す前にアナタ達に伝えねばならないことがあります、大事な話なのでよく聞いてください」  “長くなるだろうな……”もうすでに眠たくなってきたマリオ。
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加