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「遠い遠い昔……、私達は今より進んだ文明を築いていました。しかしその私達でもどうすることもできない物があったのです、それが“黒のヨゲン書”です。誰が書いたのかもわからないその黒の書物には、これから起きる未来の出来事がヨゲンされていました。そして最後のページには、世界は混沌の力におおわれ滅びると書かれていたのです。このままではいけない……そう思った私達はその悲劇を防ぐ手段を考えました。あしき“混沌”に対抗するには純粋な“愛”の力を束ねる物が必要だ……そう考えた私達が研究の末作り出した物、それがピュアハートです。それから私達はピュアハートを8つに分け、別々の世界に隠しました。ヨゲンに書かれし者……“勇者”の登場までそれを奪われないようにするためです。全ては順調に進んでいる……ように見えました。しかし運命の歯車は静かに狂い初めていたのです。それはまず非常に些細な出来事から始まりました。その頃私はまだ純情可憐でプリチーなイケイケピチピチギャルでした。そんな私はある日、2人の男性からその思いを打ち明けられたのです。その日から私の生活は引き返すことのできないラブ・バミューダへ突入しました。私は2人をデートに誘い、ウキウキでしたが……けれど……やっぱりそれは……だったのです。つまり……ぶっちゃけ……(以下省略)……と言うわけでピュアハートこそが暗黒の力に対抗する希望なのです。私達古代の民が作った8つのピュアハートを集め、世界を救うのです。伝えたいことは以上ですが……ちゃんと聞いていましたか、勇者よ!?」
「くあー! んー、ちゃんと聞いてましたよー」
背伸びをするマリオ、さすがのアンナも寝てたようで。
「そうですか、手短に話してしまったけれど大丈夫だったでしょうか?」
“どこが手短だ!”と少しイラッとしました。
「とにかくアナタにこの希望の欠片、ピュアハートを託します。アナタが世界を救ってくれることを願ってますよ」
すると黄色いピュアハートがマリオのところに現れた。
ピュアハートゲット!
ステージクリア!
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