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するとナスタシアの眼鏡が光り、ハンマーブロスが叫びだす。
「ビバ! 伯爵!」
あれ、コロッと変わっちゃいました。
「フフフ……いい子ね。まだ城の中にはワタクシ達に従わぬ愚か者がいるはずです。アナタは見つけ次第そいつを捕らえ、ワタクシの元に連れてくるのです、いいですね?」
「イエッサー!」
そしてどこかにいくハンマーブロス達。
「なんてことだ! 隊長までアイツらに……。見つかったら終わりです、急いで脱出しましょう!」
「そうね」
次の扉に入っていく2人。
するとどうやらお城の外に出れたようだ。真っ直ぐな道を行くと、なんと行き止まり。
「そんな……行き止まりだなんて!」
「仕方がないわね、引き返しましょう」
「引き返す? アナタに引き返せる道などもうありませんわ」
後ろから声がし、振り向くと操っている部下を引き連れたナスタシアが来ていた。
「アナタは……!?」
するとノコノコがピーチの前にでる。
「下がってピーチ達! コイツはボクが……」
しかし、またキラーンとナスタシアの眼鏡が光り、洗脳完了。“ビバ! 伯爵!”の掛け声とともにピーチの方をむく。
「あの爆発で生きていたとは驚きですわね、ピーチ姫。しかしその幸運もここまでですわ。さぁこっちへ来なさい、アナタもワタクシと一緒に伯爵様へお仕えするのです!」
「イヤよ!」
そりゃハイって言うわけないですよね。
「ワタクシの力をうけてもまだそういってられるかしらね、さぁ覚悟なさいピーチ姫!」
ピーチもキッと睨み返し、構える。
すると突然ピーチがその場から消えた。
「な! どこへ消えたのです!? ……まぁいいでしょう。滅びのヨゲンはすでに実行にうつされています、もうあの女に用はありません。それにどこへ逃げようともいずれ全ては滅びるのですから……」
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