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魔物達の住む湿原を渡り、マリオ達はついに大きな館の前にたどりつきました。
“あれがサンデールの館ね”ピーチ姫が嬉しそうにいいます。
ここでピュアハートをもらえば今回の冒険はそれで終わりです。
しかし、そんな簡単に事が運ぶでしょうか?
ちょっぴり不安を抱えながらマリオ達はサンデールの館に足を踏み入れたのでした。
~奇妙でおかしな館~
「ちょっとぉ、なんか明らか雰囲気怪しいんですけど」
「キャーマリオ! 変なのがいるぅ♪」
「あれは“バンケン”サンデールが飼っているペット……」
「姫、自分の身は自分で守るものですよ」
と言っているとマリオにバンケンが近づいてきて、パクっと食べられた。
そして外へ放り出される。
「マリオダメじゃない、ちゃんと気をつけなくちゃ!」
ピーチはしっかり傘ガードをしていた。
そうやって遊んで行きながら進むと、可愛いメイド服を着た子が立っていた。
「サンデール様の館へようこそ! 私サンデール様の召し使いでマーネと申します。どうか“マネリン”とお呼びください」
「か、可愛いなぁ」
それを見たピーチは思いっきりヒールでマリオの足を踏む。
「℃¥$¢£%#&!」
「あら、ごめんあそばせ♪」
「あ、あなた達サンデール様に会いに来られたんでしょう? サンデール様は2階の1番奥の部屋におられます、どうぞそちらへお入りください。間違って他の部屋に入ってはいけませんよ! それではごきげんよう~」
まぁ入っちゃダメと言われたら入りたくなるのが人間です。
他の部屋を入ってみたら……
「あ、キノ こぉぉぉぉ!」
罠だらけだった。
「あのメイドさんは俺達が罠にひっかからないように忠告してくれてたんだなぁ」
只今言われた2階の奥の部屋の廊下を歩き中。
「何鼻の下伸ばしてんのよ!」
「の、伸ばしてねぇよ」
「行き止まり……このボタン……」
アンナに言われてボタンを押してみると、トゲつき天井がゆっくり落ちてきた。
「マリオー!」
「こんなときこそ次元技だぁ」
二次元から三次元にしてみるとなんなく避けれた。そのまま上がっていく天井の上に乗る。
「あぶねぇ。ったくどーなってやがんだ、この館は!」
さて、鍵をゲットしたマリオ達はさっきの場所に戻り、鍵がついている扉を発見したが……でっかいバンケンがいた。
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