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「勇者よ、もう1度ふんずけてみるのです」
サンデールがトイレの扉から叫ぶ。
「え、ああ」
もう1回踏みつけると今度はダメージをあたえれた!
「え、ええ……?? な、なぜ無敵なアタシがダメージをうけてしまうの!? アタシはノワール伯爵様の力で守られているはずなのに!?」
「フレ! フレ! チャチャチャ! これはタダの応援ではありません。これは“魔法の応援パワー”! アナタを守っていた謎の力はすでに封じられているのです!」
「マネネネ~!? そういえばアタシの体を包む力がいつの間にか消えている。きぃぃぃっ! でもあんた達なんか無敵の守りがなくたってぇ~~!」
「聞いたか、ピーチ姫」
「ええ」
「守りがないならそっこーで終わらせるぜ!」
ピーチと2人でマネーラを攻撃。
マネーラも足で蹴り飛ばしたりするが、ピーチの傘が2人を守る。
容赦なくボコボコにしていくとマネーラの蜘蛛みたいな足が全てとれて、四角い体がボトッと下に落ちた。
「マネマネマネ……。そんな……、アタシがやられるなんて、ありえ……ない……」
ドカンと爆発してマーネだったときの姿に戻る。
「うぐぐ……悔しいけど、ここは一旦ひくべきね。この次はこうはいかないわよ、覚えておきなさいよーだ! うわああああああああああああああン!」
次元移動でどこかにいく。
するとやっとトイレに入ってきたサンデール。
「よくぞマネーラをやっつけてくれました。アナタ方にピュアハートを渡すことが、この館に住む者に課せられた1500年に渡る長き務め。今ようやくその務めを果たすことができそうです。……しかし、その前にアナタ方に伝えなければならないことがあります。“白のヨゲン書”のことはすでに知ってますね、そのヨゲン書に従い私達は先祖代々ここでピュアハートを守ってきました。しかし、実はそこに書かれていないヨゲンがここには伝えられているのです。“コントンのラブパワーよりひきだされた暗黒を打ち払うべく、遠き世界より4人の勇者現れる。4人の勇者集いし時、輝く希望の光が絶望の壁を打ち破る”それがこの館に伝わるヨゲンです」
「4人の……勇者……」
「4人の勇者のうち2人はおそらくマリオとピーチ姫でしょう、ですからアナタ方はあと2人の勇者を探さねばなりません。そしてその2人とはおそらく、アナタ方のよく知っている人物であるはずです」
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