~企画:勇雀の過去・前編~

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「ねぇ勇雀。ちょっといい?」 波都が勇雀を呼ぶと勇雀はすぐに振り向いた そして波都と心を見て不思議そうな顔をしだした 「……お前ら誰だ?」 それを聞いて心はかなり動揺をしていた (やばいな……さあどうするんだ?波都) 心に比べ、波都は動揺をあまりしていなかった 「何?忘れたの?……それじゃあこの人形を見れば思い出すんじゃない?」 波都はそういうと人形を取り出し、勇雀に向けた 「これを見てればって言われて…………………………」 何故か突然勇雀が人形を見つめ、黙り出した 「おい、どうしたんだよ?勇雀~~…………………………」 拓が勇雀に突っ掛かろうとした時に人形を見てしまって拓も黙り出してしまった 「ねぇ。私達の名前って何て言うのかな~~?」 波都が言うと勇雀と拓は口を開いた 「波都と心だっけ?勇雀?」 「ああ。そうだよ。俺達のクラスの。んで、俺達になんか用か?」 (何をしたんだ!波都!)
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