~企画:勇雀の過去・前編~

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そういうと波都と心は前の椅子に足を置き そしてその椅子に向かって貧乏揺すりをしだした 拓と勇雀は椅子が揺れ、腹の中の民衆達が揺れを感知し、ベルリンの壁に押し寄せて来て、勇雀と拓はもうこの世の終わりが来たかのような顔をして耐えていた 「ほぉぉぉぉ!やっ!やめっ!やめろ!後ろの……波都と心!揺らす……な……」 拓が必死に言うが波都はもうスイッチが完全に入ってしまっていて、逆に貧乏揺すりはさらに激しさを増す一方だった 「や……め……ベルリンの壁が……」 「はははははははははは!!苦しめ、苦しめ!!はははははははははは!!」 勇雀と拓が苦しむのを見て高笑いをしだす波都 それを哀れんだ目で見る心 そして苦しむ勇雀と拓 まさに地獄絵図
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