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里奈の机の上には封筒が乗っかっていた。
「これだな」
白い封筒。
『菅野里奈様』と印刷で打ってある。
ビリリリリッ
封筒を破き、中を見る。
紙が二枚入っている。
紙を取り出し、内容を読む。
『おめでとうございます。
貴公様は幸運な方です。
厳選な抽選の結果、当遊園地の入場券をプレゼントいたします。
我が遊園地は十月二十六日オープンですが、その前に楽しんで頂きます。
この券は十月二十四日にしか使用する事が出来ません。
十月二十三日の夜九時に東京駅前から直通バスが出ます。
それをご利用下さい。
本券は四名様まで御利用いただけます』
「何これ……新種の詐欺??」
里奈は首を傾げた。
「懸賞に応募したかな………」
最近、懸賞に応募した覚えは多分ない。
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