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「今度こそは、キスぐらいはしなよ」
瑠璃が言う。
「キッ……キッ……キッ、キスなんて……出来ないよ」
もじもじしながら言う里奈。
「小学生じゃないんだから……。里奈から遊園地とか誘ったら??俊君喜ぶんじゃない??」
「遊園地かぁ……」
確かにいいかも。
まだ俊と遊園地に行った事はない。
「里奈。行くのならここだよ」
七海がバンと雑誌を広げた。
遊園地特集で大きく
『A dream and a theme park desired
~To the world of happy time~』
と、書かれている。
「何これ??英語ばっかり。里奈、訳して」
英語が苦手な真矢は里奈に頼む。
「いいよ。えっと………
夢と希望のテーマパーク
~幸せな時間の世界へ~
だね」
・・
「やっぱり、里奈は英語だけは天才だな」
七海は納得しながら言う。
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