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「キミが思ったとおりにやればいいさ」
何度尋ねても、速水の答えは一点ばりだった。いい加減うんざりする。
「それがわからないから聞いてるんだろ」
「普段使わない脳みそをフル活用してでも考えるんだな。――ホラ、さっさと行ってこい」
目の前には、それなりの大きさの美術室。
「……ちょっと待て? アンタまさか、俺を1人で行かせるつもりじゃないよな?」
「もちろん」
「だから即答すんなって!」
「キミにとって、記念すべき第一号だ。がんばれよ」
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