プロローグ

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「なんだ、スーツじゃダメなのか?」 「そうじゃなくて……」  俺は呆れながらも、話を先に進めた。 「アンタが天使っていうのは、1万歩譲って認めるよ。だけど、それが俺とどう関係してるんだ?」  速水が「よくぞ聞いてくれました」という顔をする。なんだか聞かなかった方がよかったような。 「俺は、神様の命でキミを迎えに来たんだ」 「神様ぁ……?」  とうとう神様まで出てきた。変な宗教に引っ掛かったのかな、俺。
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