プロローグ

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 だがその考えは、速水の、正確には神様とやらの言葉で消去された。 「けど、生き返るにはクリアしなきゃいけない課題があるんだ。 キミにとっておきの課題がな」 「課題? なんだそれ」 「――キミに与えられた課題は、 1000人に幸福をもたらすこと、だ」 「せ、1000人!?」 「そういうわけで、俺がキミの監視・指導を任せられたわけだ。 これからよろしくな、少年?」  呆然とする俺が面白かったのか、速水が盛大に笑った。
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