先輩

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「優!今日どうする?」 「ごめん!今日一緒に帰るんだ!また今度!」 私、及川優。 高校1年で、 写真部に所属している。 中学のときは バレー部でバリバリ運動してたけど 高校に入って心機一転。 綺麗な場所見つけて 自分のものにするのも いいなって思った。 「今日はどこにしよっかな…」 毎日放課後、 カメラを鞄に入れ持ち歩き 綺麗な場所を たまたま見つけて 写真を撮ったり 食べ歩きするのが日課。 いつもは友達と街へ繰り出すけど 今日は彼氏の啓と 一緒に帰るから、 学校に残ることにした。 「あら優、珍しいわね。」 「真紀先輩、お久しぶりです!」 写真部は基本自由だから 部室に顔を出さなくても良い。 私が部室に顔を出したのは 一ヶ月ぶりだった。 真紀先輩は二年生の先輩で、 写真部の二年生の中では 1番仲がいい先輩。 優しいし、大人だし、 さっぱりしてるし、 大好きな先輩。 「今日はどうしたの?」 「今日はとか言わないで下さいよw」 「だって優幽霊部員じゃない。」 「違いますよ!他の人よりは確かに部室には来る回数少ないですけど写真を撮る量は変わらないです!」 真紀先輩は毎日ここに来て 写真を現像して 気に入った写真があると それを部室の壁に貼る。 そんな真紀先輩は、 なんと二年のミス1位とゆー 素晴らしく綺麗な先輩です。
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