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「も~、先輩からかわないでくださいよ!」
「お前は彼氏のこととなると顔に出るからなw」
隣の部屋で
話を聞いていた祐先輩が
ひょっこり顔をだしてきた。
「先輩だって彼女のことになると顔に出るじゃないですか!」
「俺はにやけるけど照れないもーん。」
そう言いながら
私の頬を軽くつねった。
「付き合って何ヶ月くらいだっけ?」
真紀先輩は
祐先輩につられたかのように
今度は私の鼻をつまんだ。
おもいっきり
ガキ扱いされてるよ私…
先輩と啓の話するの
照れるんだってばぁ!
「…3ヶ月ぐらいです。」
「まだそんなもん?半年ぐらいじゃなかった?」
「もうですよ!真紀先輩記念日まで知ってるじゃないですかあ!」
「あぁ、そうだったわねwごめんごめんw」
そう言って笑う真紀先輩は
本当に綺麗だった。
一瞬同じ女の私でも見とれた。
そんな真紀先輩を
いつも愛おしそうに見る人を
私は知ってる。
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