サヤエンドウ

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新素船上―――……… 「いい眺めだね!」 「うん!」 俺は小山。 この船の船長は山下。 「小山-…」 「何?改まっちゃって笑」 「引くなよ?」 「もぅ引いてるけどね」 「ムカ-!」 怒ったシゲも可愛い…― ずっとこうしてたい――………… ずっと――――…… 「で、何?」 「あっあのさー……」 「……好き……だ……―――」 「へっ? 魚が?」 知ってる…… シゲが俺の事を好きだってこと… でも……… あっちゃいけない事なんだ…… 俺達は…… 一緒になっちゃいけない――… だから、わざととぼけた… 「……っそーなんだよね! 特に白身がねっ!」 ……わざとらしっ…… 目に涙がたまってる… 「俺は赤身だなっ!」 「はははっ!」 ―――……いいんだ これで…………――― ずっとこのまま… 一緒にいるだけで…… がた-ん! 「!?」
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