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純一「で、でも今の二人にそんな気持ちは薄いんじゃないか?」
少なくとも俺にはそう見える。
ことり「二人とも気づいてないんだよ。昔の誰かさんと同じで。」
だ、誰かさんって俺ですか?つっこんだら散々言われそうだからつっこむまい。
ことり「ここは私たちが応援しなくちゃ!」
うぅ・・・結局結論はそうなるのか・・・ああ、かっ・・・
ことり「今回かったるいは無しだからね!」
心境を先読みされた。心読む能力なくなってもやっぱりことりは鋭いなぁ。
ことり「朝倉君の考えてることぐらいすぐわかるよ。」
またしても先読みされた。
純一「応援はいいけど、どうするんだ?あんまりにも過激だとこないだみたく失
敗するんじゃないか?」
ことり「え、えっと・・・それは言わないでよ~」
半分泣き顔になりながら、ことりが言ってきた。
こないだの失敗というのは春にともちゃんを応援した時の失敗である。
(D.C. Summer Vacationことり編参照)
ことり「今回は両方とも知り合いだし、お互いに気にしあってるから大丈夫だ
よ!」
ことりはやっぱり引くつもりは無いみたいだな。
純一「ことりが応援したいなら俺は喜んで付き合うよ。」
ことりはさっきまでの泣き顔が嘘のようににっこり笑った。
ことり「うん!」
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