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純一「でもやっぱり軽く本人に探りいれたほうがいいんじゃないか?」
ことり「そうだね・・・」
ことりは少しう~んと空を見上げながら考えた後、俺に向き直って
ことり「んじゃ朝倉君は水越さんお願いね。」
またしてもさらりととんでもないことを言ってきた。
純一「お、俺も?」
ことりは当たり前だよ、と言いたげな目で
ことり「朝倉君も水越さんにも杉並君にも色々お世話になったでしょ?」
確かに付き合う直前なんかには色々背中を押してもらったが・・・
正直何故俺が眞子?せめて杉並のほうがいいんじゃないかな?
純一「まぁ・・・確かに。でも俺が杉並のほうがいいんじゃないか?」
ことりは少し困ったように
ことり「いいけど・・・朝倉君、杉並君の相手してもかわされるか、言いくるめられちゃうか、下手したらばれちゃうんじゃないかな?」
・・・悔しいけど、多分ことりの言うとおりだな。
純一「でもなんで俺が眞子と一一(いちいち)で・・・」
ことりはしかたないなぁという風に笑うと
ことり「私と水越さんはあんまり交流ないから、私じゃあんまり探れないし、私が一緒に居たら変に緊張しちゃうかもしれないから、朝倉君におまかせしたい
の。」
確かにもっともな話だ。
ことり「一応物陰から見てて危なくなったらフォローにはいるから。ね?」
ことりはお願い。というように手を顔の前であわせながら笑顔で言った。
そんな顔されたら断りたくても断れないって・・・
純一「わかった。やってみるよ。」
ことり「うん!がんばろうね!」
ことりは最高の笑顔で笑った。そして話が終わるとほぼ同時に学校に着いた。
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