第一章  気付かぬ再会 

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10年前…― 麗「お父さぁ~ん!!」 お父さん「麗!そんなはしっちゃコケ「っへぶぅっ!!」…あ;……」 麗「うあああぁぁぁんっ!!痛いよぉっ!!ふええぇぇん!」 お父さん「麗…だから走っちゃダメっていつもいってるだろ?」 麗「だってね、グスッ…お父さんがあたしの誕生日ね、ヒック…覚えてるか聞きたかったんだもん~!」 お父さん「麗…お父さんが麗の誕生日忘れてるわけないだろぅ?明日…海へ行こうか…。」 麗「うみぃ?」 お父さん「そぅ……海だよ…。麗のお母さんやご先祖様のいる海へね…。」 そう言ってお父さんはあたしを優しく抱き締めて、頭を撫でてくれた……。
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