第一章  気付かぬ再会 

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次の日の朝……。お父さんはもういいなくなっていて、机の上にはケーキがおいてあった…。 部屋の中が水びたしになっていた……。あの時、あたしははじめて本当に悲しんで真珠の涙を流した…。 それからは一度も真珠の涙を流した事がない…。 麗「お風呂入ろぉっと。」 ―………………― ピシャンっ……ピチャ… 麗「くあ~ぁ、やっぱ水の中は落ち着くなあぁ~。」 雪吹が言ってた伝説って……。 雪吹『人魚姫は最後は泡にはならずに人間の体のまま他の国へと流れつき、それを助けた若者と結婚したんだってさ。なぁんか王子と同じみたいな運命だよな…。』
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