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王子様…。
私はあなたを愛しています。あたなの為なら、死をも選ぶでしょう。
でも、いくら愛していても、あなたの心は違う所にあった。
声で、言葉で、
『あなたを助けたのは私、そして…愛しています』
って、言いたかった…。
口が動いても、伝わらないもどかしさは気が狂いそうなほどでした。
あなたはとても優しく人を思いやる心があり、純粋で…心が綺麗な人。
でも、その優しさは私にとっては苦痛だった。
あなたに愛してもらえない、私には。
いっそのこと冷たく突き放して諦めさせてくれたら良かったのに。
でも、あなたの優しさに惚れたのも事実。
すべては世間を知らなかった馬鹿な私が招いた物語にすぎない。
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