序章

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一人でいるとき、もし私が人間だったら…、ってよく考えてた。でも人間だったら、王子様には出会えなかったかもしれない。 だから、泡になってもいい。 人魚でよかったなって思う。それほど、あなたへの想いは強かったの。 私が消えたとき、あなたはどんな顔をしているのかな。 優しいあなたとお姫様は、きっと私を探すと思う。 王子様 お姫様 …私を忘れないで…。 またあえたなら、私はまた… 必ずあなたに恋をしたい あなたの友達になりたい また同じ運命でもいいから…。 あなた達の側に… いさせて…、そして 唄わせて下さい……。
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