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チュンチュン
朝の木枯らしとともに鳥の囀りが聞こえる。
さわりさわり
アンティークのような椅子に座り、窓からの景色を堪能する綺麗なウェーブした赤髪の一人の少女がいた。
随分と高そうな西洋館に住むこの少女の名は明神ほのか。
周りから言わせるとお嬢様だ。
「今日はなにをしようかしら……」
フゥと溜め息を吐き、椅子の背もたれに深くもたれ掛かった。
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
どこからか朝にはそぐわない叫び声がし始めた。
「あらら忘れていたわ!仕掛けを作っていたんだった」
いけないいけないとほのかは椅子から降り、自室を後にし走っていった。
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