大好きな君へ

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二ヶ月前、病院に呼ばれた俺は、信じたくもない光景をみた 病院のベッドの上で、とても苦しそうにしてる君の姿だった 「あなた、あの娘の彼氏さん?」 「はい……そうです」 「あの娘、半年前にこう言っていたんですよ」 君のお母さんからいろんなことを聞いたよ 「お母さん!お母さん!私彼氏できたんだよ!!」 「とっても優しくて、とってもかっこいいんだぁ。」 「明日はデートだぁ。楽しみー」 など、いろいろな事を話してくれた 俺は涙がとまらなかった 最後にお母さんがこう言った 「あの娘、もう一週間も、もたないらしいの。だから、今まで以上に、これからのあの娘との時間を大切にしてちょうだい」 俺は、涙で話すことができなかった
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