第2話

2/17
前へ
/74ページ
次へ
教室に戻り席に着くと、幼なじみで親友の笈切勇太(おいぎりゆうた)が寄ってきた。 いつものことだけどその表情は輝いており、楽しそうに俺の前の席に座る。 「マサ、今日はどうだった?!どこまでいった?」 「っは?!何もあるわけないだろっ」 いきなりそんなことを聞かれ、思わず声が裏返る。 しかし勇太は溜め息をつくと顔を寄せ、周りに聞こえないよう話しだした。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2683人が本棚に入れています
本棚に追加