第2話

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「それで、何か用?今日は生徒会ないよね」 「ああ、生徒会はない。ただ俺が個人的にお前と帰ろうと思っただけだ」 ちらっと俺の方に笑みを向け、副会長は言った。 もちろん相河さんのものとは比べものにもならない冷たい笑みで。 あ~もう!ここで何も言えない自分が悔しいっ! なんて、いくら心の中で叫んだって無駄だけど。 しかし次の相河さんの言葉は、俺にとっては思ってもみないことだった。
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