金髪の少女

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「あっちぃ…」 夏休みに入って2週間。 暑さで目が覚めた俺は、寝間着のまま居間へと歩いていく。 もう12時か。 寝ぼけた頭で時間を確認して冷蔵庫を開ける。 「何もないなー」 水しか入ってない冷蔵庫を睨みながら呟く。 家族は今はいない。 妹がホームステイに行くとかで、1週間前から家族でアメリカに行っている。 俺はバイトがあるから行かなかった。 そもそも全く分からない英語なんて聞きたくもないし最初から行く気はなかったんだけど。 「今日帰ってくるって言ってたよなぁ」 面倒くさい。 そう思って俺は昼飯を諦める。 とりあえずは冷えた水でも飲もう。 まだ寝ぼけ気味な頭を叩き起こさなければ。
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