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まあいいや。眠ろ。
寝付きの良い私は、すぐに眠ってしまった。
…
夢を見ているみたいだ。
真っ暗な部屋が見える。
私はそこを、浮かぶようにして上から見ていた。
そこには、金髪の美しい女の人がいた。
女の人の首は、銀の鎖で縛られている。女は、無表情で動かないが、その青い瞳には、涙が溢れ出ていた。
どうして、泣いてるんだろう?
『時間だ。瑠璃。』
女とも、男とも分からない不思議な声が聞こえた。
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