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『旦………那……//』
目の前で倒れている…
赤い髪の少年…
その少年の前で……
ただただ……座り込んで居る……オイラ…
ただ…少年の前に…座り込んで居た…だけだった…
『……そんな…弱い点…
丸出しだから……
そうなるんだよ…うん…』
何時もなら…
鼻で笑って反論してくる
サソリの旦那も…もう…
いない……
『旦那……』
オイラは……サソリの旦那…を呼び続けるしか…
出来なかった……
オイラのたった…一謂で
こうなって絞まったのだから…
……………………………
『旦那には悪いが//
この人柱力はオイラが殺る…』
この一謂で……
サソリの旦那が…
死ななければなら無かった…
オイラの我が儘のせいで…
旦那が死んで終った…
オイラのせいで…
最愛の人を亡くして終った…
オイラは…
最後の最後に後悔をしてしまった…
『サソリの旦那……//💧
ごめんね……//💧
オイラのせいで…//💧
オイラの我が儘のせいで…//💧
ヒック……グス…//💧』
オイラは…旦那を抱き締める事すら……
出来ない…
兩手……兩腕を失って…
しまった…
あのカカシと謂う奴の…
万華鏡 写輪眼で…
片腕を…失ってしまった…
もう片腕は……
砂の人柱力に潰されてしまった……
『サソリの旦那……//💧
ヒック…💧
ごめんね//💧
抱き締めてあげたい…//💧なのに…なのに…ヒック//💧』
泣き寂る…オイラ…//
全てを…後悔している//
あの判断を……
オイラは悔やみ伐れない程に……後悔している…
旦那…旦那……//
オイラも死にたい……
そんな想いしか無かった//
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