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カキカキカキ……カッカッカッ…… 教室にいるほとんどの生徒がシャーペンを持って用紙に向かって何か書き込んでいる 「あと5分~」 教卓から眼鏡を掛け、冴えない顔をした男が言う どうやら何かの試験らしい そして教卓にいる男は先生みたいだ より一層書き込む音が大きくなり、ほとんどの生徒がテストに向かっている中、一部では寝ている奴、余裕を持ってただ終わるのを待っている奴もいる そしてその一部の一人、窓際で外を見ている生徒 彼の名前は廣沢 嶺(ヒロサワ レイ) 年齢17才 6月14日生まれ AB型 国家指定『magic』アカデミー第4高等学校2年生  嶺は机の上に用紙以外は何も置いていない (あ~あ。めんどい) 嶺はテスト中ずっと外を見ていた 正確には空を見ていた (マジ空が羨ましい……) 嶺はそんなことをずっと考えていた 隣の席の生徒は必死にテストに向かっていた (何をそんなに頑張るんだ?) 嶺はチラッと見た ちょうど、その生徒は消しゴムで間違いを消していた ビリッ どうやらその生徒は用紙を破ってしまったようだ (……ご愁傷さま) それを見ていた嶺は少し見下すように思った
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