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絶望の羽根、見えない鳥籠
ある朝、僕の背中に真っ白な羽根が生えてきた。
携帯の目覚ましで目を覚まし、ベッドから起き上がった。
すぐに意識が覚醒して、学校に行かなきゃいけないことに気付いてパジャマ代わりのジャージを脱ごうとしたら、なにやら背中に違和感。
素肌は何故かこそばゆいし、新しい感覚が背中から“狭い”と訴えていた。
僕は眉をひそめて、姿見の前でジャージを脱いだ。
そしたら、僕の背中には真っ白な翼が生えていたんだ。
昨日の夜、風呂に入ったときには無かったモノ。
そしてそれは、普通の人間には絶対になくて、想像上の生き物にしかないモノ。
「なんだこりゃ!」
僕は当然ものすごく驚いて、背中に手を伸ばした。
其処にはやはり、ふわふわとした羽根の感触が・・・
「・・・!!」
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