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設立の許可を受けたスティールは、書類にエドガーのサインを貰うと、再びアンドリューの元へと持っていった。
「では、納付金2万ゲルダと、ギルド名をお決め下さい。」
アンドリューは書類に自分のサインを書き加えながら言う。
「ギルド名か…どうする??スティール。」
銀星はポケットに手を入れて言う。
「うーむ…全く考えていなかったな……」
スティールは腕を組む。
「『Piece』とかどうだ??」
銀星が人差し指を出す。
「なんかウサン臭いな…」
「じゃぁ…『タイガー&ドラゴン』」
「どっかで聞いた事があるし…第一お前が気にいらんだろう。」
「じゃぁ何がいいんだよー!?」
銀星は疲れた顔をする。
「そうだな………
『ハーミッドハンター』なんてどうだ??」
スティールは少し考えてから言った。
「…意味は??」
「『隠者』さ……隠れハンター。世間から知られる事なく、ハントをするんだ。」
スティールは軽く笑いながら言う。
「ま…お似合いかもな…」
銀星が笑い返した。
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