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手続きを終えた二人は、ギルドの外へと出る。
「よーし、これから『ハーミッドハンター』が大活躍だぜー!!」
銀星が伸びをして言った。
「活躍しすぎたら隠者の意味がなくなる。」
スティールが笑いながら茶化す。
すると、二人の前に男が現れた。
「『龍と虎』……見付けた。」
男がボソッと呟く。
魔道服を着たその男は、手に杖を構えていた。
「お前……さっきのネクロードとか言う奴の仲間か??」
スティールが睨みつける。
「……俺は俺だ。」
「てめぇ…名前は!?」
銀星が叫ぶ。
「そんな事どうでもいい。お前らの強さの秘密……教えてもらう!!」
男はそう言うと、途端に飛び込み、杖で殴りかかってきた。
「おっと。」
銀星が横へ避ける。
「逃すか!!『シャワー・オブ・アロー!!』」
男は手の平を銀星に向けると、6,7本のアローを打ち出した。
「ちぃッ!!『ハードシールド!!』」
銀星の体をオーラが包む。そして後ろへ飛び退きながら、腕を顔の前でクロスさせた。
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