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「はぁ!!」
スティールの剣での連続攻撃を、なんとか杖でしのぐ狂夜。
隙を突いて、狂夜が後ろへ飛ぶ。
『マジックリング!!』
三枚のリングがスティールを襲う。
スティールは立て続けにニ枚のリングをたたき落とすと、三枚目のリングを縦に薙ぎ払おうとした。
「ふん…っ」
狂夜が手を横に振ると、リングがスティールの剣を避け、スティールに突っ込んできた。
『カードフリング!!』
トランプカードが一枚、オーラを帯びて飛んでくる。
キィィィィン!!
カードがリングの軌道をずらし、スティールへの直撃を避ける。
「助かったぞ銀星!!」
「おうよ。」
スティールと銀星は今度は二人がかりで狂夜に攻撃を仕掛ける。
「はぁぁっ!!」
銀星が前から、スティールが後ろから同時に攻撃を仕掛けた。
『…ウインドエッジ!!』
狂夜の体から周囲に向けてカマイタチが巻き起こる。
「ちいっ!!」
銀星は後ろへ急いで飛び退く。
しかし、空中へ飛んでいたスティールは、体を半捻りさせ間一髪で攻撃を避けると、狂夜に切り掛かった。
「うぉぉぉぉ!!」
「なにぃっ!?」
狂夜が慌てて振り向き、銀で出来た杖で防御する。
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