剣士。その名はスティール。

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  「最近良く言われるケドよ…その通り名やめてくんねぇか…ダサいんだけど……」 銀星が困った顔をする。 「何の用だ。俺はお前なんか知らないぞ。」 スティールが男に言う。 「これから知る事になるさ……お前達を倒してな!!」 ネクロードは隠していた短刀を出し、スティールに襲い掛かる。 しかし、スティールはサッと身を捻り、ネクロードの攻撃をかわす。 後ろ向きになったネクロードの後頭部に、すかさず銀星が手刀を入れた。 「なんだコイツ…戦闘馴れしてないんじゃないのか??」 スティールが倒れ込んだネクロードを見て言う。 「100年早いっつーの。出直してこい。」 銀星も続けて言った。 二人が振り返り、去ろうとしたその時、ネクロードは魔法を放った。 『ストレートスレイ!!』 短刀から出された衝撃波が、スティール達に向かって走る。
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