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スティール達はメガロポリスの中央にある、ギルドオフィスに入る。
「あのー、ギルドを開設したいのですが…」
スティールが中の人へ声をかける。
すると、男が寄ってきた。
「私はココの事務を務めています、アンドリューです。ギルド開設ですね??それでは、この書類にギルド管理人・マスター・初期メンバーのお名前をお書きの上、管理者様のサインを頂けますか。」
アンドリューは眼鏡をかけていて、髪はオールバック。その格好や、話し方からすると、かなり律義な性格のようだ。
「んじゃ、管理者、マスターはスティールな。」
銀星はそう言って、書類に書き込もうとする。
「うむ。……ん!?お…おいっ!?俺なのか!?ギルドを作ると言ったのは銀星、お前だぞ。」
スティールは慌てて銀星の手を止める。
「なんだよー。俺にマスターができるわけないだろー??女の子ナンパギルドになっちゃうぜ。」
「む…無責任な奴め……」
スティールはそう言いながら、銀星の執筆を眺めていた。
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