94人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなことをしていたから、彼女とのんびり家にいるわけにはいきませんでした。
美咲にバレたら怒られてしまう。
美咲は自分を信じてずっと待っている。
でも彼女のが好きや、なんてとても言えませんでした。美咲はまるで別人のようにとても優しくなっていて、可哀想に思えてしまって。
離婚したのに、なんでこんなビクビクしやないかんのやろ。と思うと同時に彼女も不思議に思ってました。彼女には本当のことを話しました。
彼女は自分の気持ちをわかってくれました。
家に来るときもちょっと離れた所へ車を置いて、そこへ迎えに行き…
でも、徐々にバカバカしく思えてきて、普通に家に呼んで遊んでました。
そして、毎日のように彼女は家に来てましたが、週に一回ぐらいは来ない時もあり、その日に自分が風呂に入っていたら、いきなり玄関を叩く音が聞こえました。
美咲や、ってのはすぐわかりました。
こんな夜に玄関叩くやつなんてありえんから。
玄関からでれないから、ほっておくと裏の風呂場の窓を叩いて叫んできました。その時は自分も完全に開き直っていたので、かなりキツく言い返してました。
あまりカラダも洗わず風呂を出て話し合いに挑みました。
最初のコメントを投稿しよう!