幸せとは…

その後

美咲は物凄い発狂してました。
今思うと、自分が怒られて当然なのかなとも思います…

自分は、美咲にはっきりと嫌いや、ってことが言えず、上手いことはぐらかしてしまっていたから、美咲にしてみれば、いったいいつ彼女と別れんのやろ、と思っているのに、前より頻繁に彼女が出入りしていたのだから。

でもあの頃の自分は、大概で気付けや、ぐらいにしか思っていませんでした。

玄関開けるなり、靴のまま凄い勢いでつっかかってきました。自分は開き直り、髪を乾かしているすきに、いきなり携帯を見られてました。

美咲は「この女かっ」みたいな感じで電話をしようとしていて、携帯の奪いあいになり、このままではさすがにまずいと思い、自分から携帯を折りました。頻繁にメールや電話などしてくる彼女だったから、今携帯がなると色んな意味でヤバいと思い、咄嗟の行動でした。こんな修羅場を彼女にバレたら嫌われてしまう、っていうのもありました。