瞬(マバタ)き

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瞬(マバタ)き

白い羽根と黒い羽根が はらはらと涙のように 堕ちてゆく 降り積もるのは 君の光と闇 交じり合う事も出来ないのに 決して離れられない対なるモノ そのモノトーンの羽根を背に 君が僕の前に降りてくる 刹那の間に 僕は君に堕ちてしまう 僕という存在が 君に融かされていく                        
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