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一筋の光と共に第一大隊の半数が行動不能に陥った。 「殺しちゃマズいからなぁ~。もいっちょ~。」
第二射により部隊の全てが行動不能になった…部隊の隊員たちは何が起きたのかも解らず慌てふためくだけだった。超超高層からの射撃…そんな芸当が入りたての九郎に何故できるのか、こんな重装備が何故この日本にあるのか…何故九郎がこの機体を操縦しているのか…謎は尽きない。
そもそも、GMと呼ばれる機体はドイツにより基礎が作られた。いち早く日本の自衛隊が導入、陸、海、空のGMをトヨタ、日立、日航と共に開発。どのメーカーとも持てる技術力を総動員しこれを製作、機動兵器としては世界の五指に入る。近年、憲法九条の完全改正により積極的自衛権の行使が認められた…しかしあくまでも脅威に対しての事なのでみだりに戦争を起こすことはない…
国民の中には脅威に対して軽く考え廃止を叫ぶ者も少なくない…足音を殺し近づいてくる脅威はすぐそばまで来ているのも知らずに…いち早く気付き、先手を打ちシュバルツを製作したのが四人の科学者であった…彼らのうち三人は自衛隊のGMを作った三社の代表博士である。残りの一人は謎に包まれたドイツ人科学者である。
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