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年が明けたら一番最初にあの人に会いたい。
そう思って黒曜ランドに向かっていたら途中の公園で千種さんと会った。
「「あ…」」
被った……
「「あの(さ)……」」
また被った……それから暫くお互い黙ってしまった。
「千種さん…はどうしてここに??」
勇気を出して聞いた。関係ない、とか言われたらショックだな……
「年越し、一緒に……いや、二人で過ごさない??」
夢じゃないのかな。だってオレが言おうとしてたことを先に言われた。
「あの、オレも同じこと言おうと思ってました//」
そう言って俯く。絶対オレ顔赤いんだろうな…
「本当に??」
千種さんもビックリした顔してる。まぁ、そりゃそうか…
「嘘ついてもしょうがないですよ」
その後暫く関係のない話して、31日の夜7時にこの公園で待ち合わせすることにした。
もちろんこの事は誰にも言わない。だって誰にも邪魔されたくないし。
こんなに楽しみになお正月はいつ以来だろう。
お年玉を貰えることよりも嬉しく感じた日だった。
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