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興奮はおさまっていなかった。
ふと、カーナビを見た。
runawayと表示されている。
考えてみると、俺の人生はrunawayで成り立っているんじゃないかと思う程、逃亡を繰り返している。
とにかく中学生の時は暴力教師と成績にしか興味のない友人達から逃げた。
学校を移っても半不登校のようなものに陥った。
高一の時は、逃亡というより追放を喰らったようなものだが、とにかく高校を移った。
「単位制なんか」などと、お得意の傲慢さで、母親に無理を言い、今に至る。
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