第1話

8/13
前へ
/33ページ
次へ
その時だった。 あんなに晴れていた空も雲に覆われ、嵐が起きた。 穏やかだった海も、波が激しく船にあたり、船を大きく揺らす。   フラーラ「うぐ…」 ジェイル「あんなに晴れていたのに…」   フラーラはまた気持ち悪そうになり、ふらふらし始めた。   フラーラ「ごめん、ジェイル…後はお願い…」 ジェイル「う、うん…」   ソノラ「何で急に…」   ソノラが何か言おうとした時、今までとは比べ物にならない程船が揺れた。   フラーラ「きゃぁぁっ!?」   ジェイルが見た時にはもう遅く、フラーラは悲鳴と共に荒れた海に落ちてしまった。   ジェイル「お姉ちゃん!」   ジェイルはフラーラが落ちた方に走り出した。   ソノラ「ちょっと、危な…」   ソノラが止めようとした時にはもう飛び込んでいた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加