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飛び込んだジェイルは海中を目を凝らしてフラーラを探す。
ジェイル「(お姉…ちゃん…)」
ジェイルの息も保たなくなってきたのか、意識が遠のいていくのがわかった。
『手を伸ばしなさい』
そんな時に、頭の中に聞き覚えのない声が響いてきた。
ジェイル「(…だ、れ?)」
『生きたいのなら、私を求めなさい』
ジェイル「(生きたいのなら…僕は…生きたい…)」
『なら、腕を伸ばして』
ジェイルはその声に従って腕を伸ばす。
すると、海中は一瞬だけ黄色い光に染まり、手に何かを掴んだ感触がした。
そして、その後は意識を失ったのか、記憶には、覚えてはいなかった。
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