第1話

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全てを思い出したジェイルは辺りを見渡した。   ジェイル「あの声は一体何だったんだろう…それに、ここは、砂浜…?」   詮索をしていると、1つ重要な事を思い出す。   ジェイル「そうだ、フラーラお姉ちゃんは?」   辺りに見当たらなかったので、別の場所に漂流したか、もう亡くなったのか、わからない。   ジェイル「とりあえず…探さないと」   身の回りには武器になりそうな物は何も無かったが、はぐれ召喚獣なぞ出ないだろうと思っていた。   ???「来るなって言ってるでしょ!」   声の主は今までによく目にしているフラーラだった。 無事だったと安心したが、フラーラと対峙している者を見て、驚く以外には出来なかった。   ジェイル「はぐれ召喚獣!?なんではぐれ召喚獣が…」   フラーラ「おりゃっ」   見た限りではフラーラも武器になりそうな物は持ってなく、砂浜の石をはぐれ召喚獣に投げるくらいだった。   ジェイル「助けないと…でも、武器が…」   助けたくともジェイルは武器を持っていなかったので、助けられない。   『武器ならありますよ』   そんな時に、聞き覚えのある声が聞こえた。 これは、海中で聞こえた声だった。
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