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全てを思い出したジェイルは辺りを見渡した。
ジェイル「あの声は一体何だったんだろう…それに、ここは、砂浜…?」
詮索をしていると、1つ重要な事を思い出す。
ジェイル「そうだ、フラーラお姉ちゃんは?」
辺りに見当たらなかったので、別の場所に漂流したか、もう亡くなったのか、わからない。
ジェイル「とりあえず…探さないと」
身の回りには武器になりそうな物は何も無かったが、はぐれ召喚獣なぞ出ないだろうと思っていた。
???「来るなって言ってるでしょ!」
声の主は今までによく目にしているフラーラだった。
無事だったと安心したが、フラーラと対峙している者を見て、驚く以外には出来なかった。
ジェイル「はぐれ召喚獣!?なんではぐれ召喚獣が…」
フラーラ「おりゃっ」
見た限りではフラーラも武器になりそうな物は持ってなく、砂浜の石をはぐれ召喚獣に投げるくらいだった。
ジェイル「助けないと…でも、武器が…」
助けたくともジェイルは武器を持っていなかったので、助けられない。
『武器ならありますよ』
そんな時に、聞き覚えのある声が聞こえた。
これは、海中で聞こえた声だった。
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