第1話

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フラーラ「うぅ…、気持ち悪い~…」   出航してから数時間が経った頃、フラーラが顔色を悪くしながら言う。   ジェイル「フラーラお姉ちゃん、大丈夫?」 フラーラ「大丈夫…じゃないかも…」 ジェイル「船酔いかな…何か飲み物買ってくるよ」 フラーラ「お、お願…い…」   そういうと、フラーラはベットに寝込んだ。 それを見ると、ジェイルは部屋を出ていった。   ジェイル「う~ん、どこに売ってるのかなぁ…」   ジェイルは、船内をキョロキョロしながら歩き回っていた。   ???「おい」   歩き回っていると、顔に入れ墨をした男性が声をかけてきた。   男性「ここから先は立ち入り禁止だ」 ジェイル「へ?」 男性「聞こえなかったか、立ち入り禁止だって言ったんだ!!」 ???「どうした、ビジュ」   入れ墨の男性が大声を出すと、部屋から筋肉質の巨漢が出てきた。 入れ墨の男性は、ビジュと言う名前らしい。   ビジュ「不審者でさぁ、ギャレオ副隊長」 ギャレオ「不審者?」   巨漢はギャレオと言う名前で、副隊長の肩書きらしい。 ギャレオはジェイルを見ながら言った。   ビジュ「ひひひひ、やっちまいましょうか?」 ギャレオ「止めろ、ビジュ」   ギャレオがビジュを止めた時、ギャレオが出てきた部屋から女性の声がした。   女性「何事だ、ギャレオ」 ギャレオ「この船の乗客が、迷い込んだようです」 女性「そうか、なら、引き返してもらうのだ」 ギャレオ「はっ!…そういう訳だ、引き返してもらおう」 ジェイル「はぁ、わかりました」   そうして、ジェイルは引き返した。
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