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フラーラ「うぅ…、気持ち悪い~…」
出航してから数時間が経った頃、フラーラが顔色を悪くしながら言う。
ジェイル「フラーラお姉ちゃん、大丈夫?」
フラーラ「大丈夫…じゃないかも…」
ジェイル「船酔いかな…何か飲み物買ってくるよ」
フラーラ「お、お願…い…」
そういうと、フラーラはベットに寝込んだ。
それを見ると、ジェイルは部屋を出ていった。
ジェイル「う~ん、どこに売ってるのかなぁ…」
ジェイルは、船内をキョロキョロしながら歩き回っていた。
???「おい」
歩き回っていると、顔に入れ墨をした男性が声をかけてきた。
男性「ここから先は立ち入り禁止だ」
ジェイル「へ?」
男性「聞こえなかったか、立ち入り禁止だって言ったんだ!!」
???「どうした、ビジュ」
入れ墨の男性が大声を出すと、部屋から筋肉質の巨漢が出てきた。
入れ墨の男性は、ビジュと言う名前らしい。
ビジュ「不審者でさぁ、ギャレオ副隊長」
ギャレオ「不審者?」
巨漢はギャレオと言う名前で、副隊長の肩書きらしい。
ギャレオはジェイルを見ながら言った。
ビジュ「ひひひひ、やっちまいましょうか?」
ギャレオ「止めろ、ビジュ」
ギャレオがビジュを止めた時、ギャレオが出てきた部屋から女性の声がした。
女性「何事だ、ギャレオ」
ギャレオ「この船の乗客が、迷い込んだようです」
女性「そうか、なら、引き返してもらうのだ」
ギャレオ「はっ!…そういう訳だ、引き返してもらおう」
ジェイル「はぁ、わかりました」
そうして、ジェイルは引き返した。
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