序章:始まりの来訪者

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爆発の現場に来た二人は辺りを調べていた…そしてアンナが先に口を開いた。 「事故じゃないみたいだね…」 「ええ、この焦げ跡からすると火属性魔法による爆発でしょうね…」 ミーアは焦げ跡を見て爆発の原因は魔法だということに気付いた。 この世界には魔法が存在し基本的に火、水、風、地という四つの属性がある。例外が存在するが、その説明はその時に… 「爆発の犠牲者はいないみたい… よかった…」 「うん、でも爆発以外での被害はあるみたいだよ…」 アンナは廊下に気絶して横たわっている兵士達を見ながら言った。 「…目立った外傷はないし、気絶させられただけみたいだけどね。」 「犯人はどこに行ったんだろ?」 「この廊下の先って……」 「………!」 ミーアは少し考えると廊下の先がどこか気付いた。 「王の間!!!」 そう叫ぶと二人はすぐに王の間へと向かった。
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