切り札と夢

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「やってみな!!」 「そう簡単にはやられない…」 「倒す…」 「はぁあ!」 「こい…相手してやる…」 四人はルシフに攻撃を仕掛け始めた。 「今のうちになんとかソルを助けられないかな!?」 「でもどうやって…」 アンナ達はなんとかソルを助け出そうとしていた。 「ソルが前にやってたあれをできれば…」 「無理だと思います…」 アンナの提案にミレアはそうつぶやいた。 「な、なんで?あれって光の魔法じゃ…」 ミレアは首を横に振った。 「まず私はソルがどうやって『魔夢幽閉』に侵入できたのかわかりませんし… そんな方法聞いた事ありません…」 ミレアは四人と戦っているルシフを見上げた。 「ルシフも破られるはずはないと思っているからあんなにも余裕なんです… あれはルシフの最高傑作ですから…だからこそ私を8000年も閉じ込められたんです…」 「じゃあソルはどうやって侵入したの!?」 「それがわかれば苦労しないって…ちょっとは落ち着きなさい…」 ミーアは呆れた声でアンナにそう言った。 「だけど…!ソル…怪我してるんだよ!?早くしないと!」 「だから落ち着きなさいって言ってんの…まずはこの状況をなんとかするの… 食らいついてはいるけどあの四人…おそらく勝てないわ…」
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