143人が本棚に入れています
本棚に追加
(…チュンチュン)
鳥の鳴き声が聞こえてくる。
「…うーん、…あれ?おれ昨日…あぁ、“眼”を使ったんだっけ……っつぅ!」
“眼”の視力は戻っていたがまだ受けた傷が痛む。
。
時計を見ると7時30分だ。
学校の支度をし、さつきの家に向かう。
10分くらい待ってたら、さつきがドアを開けて出てきた。
「よぅ、おせーぞ!」
ニヤけながらさつきに言う。
さつき『……。』バタンッ
開けたドアをまた閉めた
「ちょ!戻るな戻るな!」
そして、ゆっくりドアが開く。
さつき『ひ、ひェェエ!睦月が8時前に起きてるぅ!なにあんた!今日はどうしたのよ!?
「いや、いつもより早く起きたからさ。」
さつき『わかった!病気ね!?病気にかかってるのね!?』
「…っち、がーう!至って俺は健康体だ!ほら、ダベってないで学校いくぞ!」
ズカズカと先陣をきって歩きだす。
さつき『…なんかアンタに迎いにこられるのも屈辱ね。』
ブツブツ言うさつきを連れて、ゆっくり歩いて学校に向かう。
最初のコメントを投稿しよう!